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56Kモデムは最高速度を56Kbps(56000bps)と表記されていますが、これは理論上の最高速度であり、実際には電話回線の雑音などのさまざまな要因によりこれより低い速度で接続されます。 ここでは、接続速度が遅くなる原因と、モデムの設定や電話線の配線を見直すことにより、なるべく高速で接続するための情報をご案内いたします。


接続が不安定な場合は以下の事項をご確認ください。


接続速度が遅くなる主な原因

接続速度が遅くなる原因には以下のようなものがあります。

電話線に混入するノイズ(雑音)
電話線自体の品質が悪い場合や、周囲にノイズを発生させる機器がある場合、電話線にノイズが混入してしまいます。電話線にノイズが混入するとデータが正しく転送されなくなってしまいます。通信速度が高速になればなるほど、モデムはノイズに対して敏感になります。 56Kモデムを使用する場合は、今まで以上にノイズに対して注意しなければなりません。
モデムの特性の違い
各モデムは通信手順に関する規格に基づいて設計されていますが、厳密な部分ではメーカーごとに違う部分があり、これが原因となって接続しにくいことがあります。
通信速度の上げすぎ
上にも書きましたとおり、通信速度が速くなればなるほど、モデムはノイズに対して敏感になります。このため、通常はモデムが状況を判断してノイズの影響がなくなるように適当に遅い速度で接続しますが、場合によっては無理に速い速度で接続してしまうことがあります。 このように無理な速度で接続されてしまった場合、実際にはモデムはノイズの影響を受けてしまい、かえって速度が遅くなってしまう場合があります。この場合はわざと通信速度を遅くするように設定してやることで解決できる場合があります。



電話線を短くする

電話局から引き込まれている電話線を部屋の中で長く引き回している場合、電話線にノイズが混入しやすくなります。電話線はできるだけ短くしてください。




モデム周辺に接続されている電話機を取りはずす

モデムを接続している電話線に電話機やファクシミリなどを接続している場合は取り外してみてください。電話機などがノイズの発生源となって、モデムでの通信が行いにくくなることがあります。 特にファクシミリはモデムへの影響が大きいようですので、注意が必要です。高速通信を行うには、電話線をできるだけ短く、接続はできるだけシンプルにする必要があります。




電話線の周囲にある家電製品など

電話線に直接接続されていない家電製品などでも、ものによっては微弱な電磁波を出している場合があり、これが電話線にノイズを発生させる原因になります。 電話線のまわりには電磁波を発生させるような機器(たとえば電子レンジなど)を置かないようにしてください。




接続最高速度を遅くする

56Kモデムは接続開始時に電話線の品質を見極め、ノイズの影響を受けない程度の速度で接続します。しかし、モデムによってはその電話線では利用できないような早い速度で接続しようとしてしまうこともあるため、手動で最高速度を制限することにより通信がしやすくなるようにします。

最高速度の設定には「ATコマンド」を使用します。
例: AT+MS=,,,40000 ……最高速度を40000bpsに制限する ATコマンドはモデムにより異なりますので、必ずモデムの説明書を参照の上、適切なコマンドを確認してください。このATコマンドを指定する場所はOSによって異なります。
Windows 95/98の場合
「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」→「モデム」→使用中のモデムの「プロパティ」→「接続」→「詳細設定」の中の「追加設定」の部分に入力してください。 このとき先頭の「AT」の2文字は省略可能です。(例:+MS=,,,40000)
Mac OSでFreePPPをお使いの場合
「FreePPP Setup」→「Modem」→使用中のモデムを選び「Edit」をクリックし、「Modem init string setting」の「Use」の項目に追加してください。 このときすでに何らかのコマンドが設定されている場合は、それにつけ足してください。(例:変更前AT&F&D0→変更後AT&F&D0+MS=,,,40000)
※Mac OSで「OpenTransport/PPP」「リモートアクセス」を利用している場合はATコマンドを設定することはできません。
「モデムの定義ファイル(infファイル、CCLファイル)を交換する」の方法をお試しください。



モデムの定義ファイル(infファイル、CCLファイル)を交換する

モデムの定義ファイルは、そのモデムをパソコンがコントロールするための情報を記述したものです。Windows 95/98ではinfファイル、Mac OSのOpenTransport/PPP(リモートアクセス)ではCCLファイルを利用します。モデムメーカーより新しい定義ファイルが提供されている場合は、それを利用することにより接続が安定することがあります。 定義ファイルはモデムメーカーのWebサイトで提供されていることが多いようです。詳しくはモデムメーカーにお問い合わせください。(モデムがパソコンに内蔵されている場合はパソコンのメーカーにお問い合わせください)




モデムのファームウェアをアップデートする

モデムのファームウェアとはモデム自身の中に組み込まれているプログラムのことです。モデムの種類によっては、これを書き換えることができるようになっている場合があり、新しいファームウェアに変更することで接続が安定することがあります。詳しくはモデムメーカーにお問い合わせください。(モデムがパソコンに内蔵されている場合はパソコンのメーカーにお問い合わせください)




内線交換機や親子電話を使用している場合

内線電話やホームテレホンを利用している場合、電話回線に交換機が設置されていることがあります。こういった交換機を経由して接続しようとすると、交換機の部分でノイズが多量に混入し、接続速度がかなり遅くなることがあります。また、交換機の種類によっては専用の電話機以外の通信機器(モデムも含めて)が接続できない場合があります。あらかじめ交換機の設置業者などにお問い合わせください。




パソコン(CPUなど)の能力

56Kモデムなどの高速な通信機器を使用する場合、それを接続するパソコン側にも高速な処理が要求されることがあります。パソコンの能力が十分ではない場合、モデムの速度が十分にいかされないことがあります。




シリアルポートの速度

パソコンとモデムをつなぐためには一般にシリアルポート(モデムポート)と呼ばれる端子を使用します。56Kモデムは今までのモデムよりも高速なため、このシリアルポートも高速に通信できるように設定しておく必要があります。なお、一部古いパソコンをお使いの場合、シリアルポートの能力が低く十分な通信速度を指定できない場合や、指定はできても実際にはその速度では利用できない場合があるためご注意ください。




内蔵モデムに関するご注意(Windowsのみ)

Windowsパソコンで使われる内蔵モデムの中には注意を要するものがあります。「Mwaveモデム」「WinModem」などと呼ばれる内蔵モデムは、モデムの処理の一部をパソコンのCPUが肩代わりしているため、パソコンが十分に高速でないと利用できない場合があります。また、パソコンに複雑な処理をさせていると通信速度が落ちることがあります。特に「Mwave」モデムではモデムの機能とサウンド機能を同じICが処理しているため、モデムを使用中にサウンドを鳴らすと通信ができなくなることがあります。サウンドは使用しないようにしてください。

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